2011.12.16
オーダーメイド傘のパーツ
『オーダーメイド』
スーツ、シューズ、ジュエリーや車…、世の中にオーダーメイドのアイテムはたくさんありますが、それ以上にレディメイドアイテムがあふれている現代では、なかなかオーダーメイドする場面が少ないかもしれません。
そして、「なんとなく高そう」、「敷居が高い気がする…」、など思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、世界でひとつだけの自分の為につくられたモノはやっぱり特別な愛着が湧くものです。
ハンウェイでもオープン当初から傘のオーダーメイドを承っております。
傘全体のフォルム・生地・骨・手元・パーツをお選び頂いて、京都在住の熟練職人が約一ヶ月かけて製作しております。
本日はその中でも、脇役になりがちな一番小さな『パーツ類』のお話をしたいと思います。
お選び頂くパーツは、骨の先につけて生地と骨を縫いつける『露先(つゆさき)』、生地を押さえて雨漏りを防止する『陣笠(陣笠)』、閉じた後に生地を巻く『胴ネーム』に付けるボタンの3種類。
それぞれお色をお選び頂くのですが、この色によって傘の印象もずいぶんと変わってきます。
例えば、シルバーにするとクールな印象に、ゴールドにするとエレガントに、
ブラックにするとモードな感じに仕上がってきます。アクセサリーと一緒ですね。
メンズ傘ではゴールドを使うと大人っぽい印象で、ゴージャスな仕上がります。ほとんどの方は色を揃えておつくりになるのですが、それぞれを違う色にしてコンビネーションを楽しむお客様もいらっしゃいます。中には露先を4色のコンビにされるお客様もいらっしゃいますよ!
ついつい面積の大きい生地や手元に目がいってしまうと思いますが、小さいけど傘の印象を大きく変えるパーツ類にこだわって傘をつくってみるのもおすすめです!
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