2013.10.09
長年使われた道具が持つ魅力
こんにちは!
Kです。
これ何だかわかりますか?
先日、出張で京都に行った時のこと。
工場の中で使われなくなった天紙を打つ為の台を発見しました。
生地を上に置いて、型を乗せて上からトンカチで打つと天紙が出来上がる、その為の台です。
クッキーの抜き型をイメージして頂くとわかりやすいですね。
今ではプレス機でやるので、使われる事もほとんどなくなりました。
そして50年以上は使われているトンカチも発見して頂いてきました。
僕が大好きだった職人さんが使っていたもので、持ち手は丸みを帯び、頭の部分は何千本も釘が打たれたことでヘコみや傷がついていますが、大切に使われていたことが感じられます。
それを今回は陣笠を打つ台として使う為に六本木店に運んできました。
画像では見にくいですが、中棒に陣笠をかぶせ、目打ちで穴をあけて釘を打ち込みます。
世代を越えて使われる道具。
当店の傘もメンテナンスをしながら次の代に受け継がれていければ嬉しいなと思います。
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