2013.06.26
アクリルのハンドルについて
こんにちは!
Kです。
傘の顔とも言えるハンドル。
HANWAYでもさまざまなハンドルを使用しています。
天然の木をそのまま使ったもの、木を加工したもの、レザーや合皮を巻いたもの、金属のもの、アクリルのものなど、
傘や日傘のデザインによって使い分けをしています。
今日はその中でもアクリルのハンドルについて書いてみようと思います。
HANWAYの商品に使用しているアクリルのハンドルのほとんどは、都内のアクリル工場で一本一本手作りで作っています。
透明度の高い国産のアクリルを削ったり磨いたり染めたりと、さまざまな加工を施す事で出来上がります。
同じハンドルでも、手作りのため、若干の違いがあるんですよ。
今、人気の『美健肌効果』シリーズのハンドルを例に簡単に作り方を紹介してみましょう。
まずはかたちをつくるところから始まります。
アクリルの板を必要な太さの棒状にカットして、かたちを整えていきます。
ハンドルの図面に合わせて丸くしたり四角くしたりと、一本づつ手作業で削っていきます。
今回のハンドルのように先が細くなっていたり、溝が入っているものは、この棒の状態で加工を入れます。
次に磨きと曲げです。
ある程度かたちが出来上がったら綺麗に磨きをかけて、表面を綺麗に仕上げていきます。
磨きが終わったら熱湯に浸けて柔らかくし、手で曲げていきます。
ここまででも結構な行程がありますね。
まだまだ仕上げる為には時間がかかります。
ハンドルとして使用するには穴をあけなくてはなりません。
ドリルで穴をあけます。
穴をあけた後は染めです。
染料の中にこれもまた一本ずつ手で持ってハンドルを入れて染めていきます。
今回は透明な部分を残したデザインなので、染める部分だけを染料に入れます。
染料に入れている時間で色の濃さが決まってくるので、こちらが指定した色に仕上げるためには、職人の経験と勘が必要となります。
最終の仕上げは、穴塗りと飾りの取り付けです。
こちらの指定の色の塗料を作り上げて丁寧に塗っていきます。
最後に別に作った飾りを接着して完成です。
こんな風に一本づつ丁寧につくられているアクリルのハンドル。
さまざまなかたちをご用意しておりますので、ぜひ店頭にてご覧ください。