2016.08.20
アクリルのハンドルについて②
こんにちは。
昨日に引き続き、アクリルハンドルの製作行程についてご紹介していきます。
昨日まではこちら。
ロクロでハンドルのかたちを整えた状態です。
この次は溝入れ加工を行います。
スパイラル状に入っている溝は、ひねっているのではなく、斜めに溝を彫っていっています。
これには特にガイドみたいなものはなく、職人さんが回っている刃に一本ずつあて、経験と勘だけを頼りに入れています。
次は磨きです。
下磨き、仕上げ磨きと、何度も磨きをかけていきます。
これももちろん1本ずつ手作業です。
ここまでいったら、次は曲げ加工です。
アクリルをお湯で柔らかくして、手作りの曲げ型に入れて、曲げていきます。
ようやくハンドルらしくなりました。
今回は染めていないものですが、これに染め加工が入ったりするとさらに行程が増えるんですよ。
こんな風に一本ずつ手作りしたハンドルがついた傘や日傘。
当店の傘は通常と比べると価格はお高いですが、ハンドルだけでもこんなに時間をかけて作っている事を考えると、実はそれほど高いものでもないんですよ😄
日本でのものづくりがどんどん減っていく中で、下町の工房で作られたハンドルや、傘職人が作った手作りの傘は、やっぱりどこか違うんですよね。
これからも大切にしたいきたいものだと考えています😊
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