2016.04.16
About repair 生地の修理2
こんにちは😊
引き続き生地についてお話しします。
生地についてはお手入れや、使い方…重要ですね。
生地は修理ができないのです…
生地について
傘の生地は傘の顔とも言える重要なポイントです。
『撥水性はどのくらいもちますか?』
Answer
撥水効果は使い方次第
撥水効果の持続は使い方によって大きく差が出てまいります。
撥水効果の持続方法をご説明する前に簡単に傘のメカニズムをお話致しますね。
傘の撥水メカニズム
傘は、生地全体に防水の溶剤をつけ、生地表面に撥水加工を施すことで雨を防いでいます。
雨漏りせず傘をご使用いただけるのは雨を生地から払うように撥水し、それでも残った水分を防水しているのですが、撥水効果が低下してしまうと、防水効果の耐水が限界を超え、生地の内側に水が染みてきてしまうのです。
ここまでひどくなることはあまりありませんが、長く使って頂くためにも撥水性を損なわない使い方を心がけてみることをお勧めいたします。撥水効果を長持ちさせることで傘の寿命が変わってまいります。
使用中気をつけたいこと
撥水性の効果を特に左右することが傘を使用されるときのたたみ方と使用後のメンテナンスです。
皮脂の油やハンドクリーム、日焼け止めなどは撥水加工に良くありません。あまり生地を触らずにたたむだけで効果がありますよ。
使用後のメンテナンス
そして使用後はきちんと干して頂くことも大切です。日蔭で干すことが一番良いですが、外出先などで干しづらい時は、傘を軽くたたんだ状態で置いておくだけでも水分を飛ばせるので効果的です。その後ご自宅でしっかり干して下さいね。
また、骨についてお応えした時にもお話しておりましたが、靴などのように何本かの傘を使い回していただくと傘を休ませることができるのでお気に入りの傘を長く使って頂けます。