2016.04.15
About repair 生地の修理
こんにちは😊
本日からは生地についてお話しします。
本日は修理の話ですが、
生地についてはお手入れや、使い方…重要ですね。
生地は修理ができないのです…
生地について
傘の生地は傘の顔とも言える重要なポイントです。
Answer 生地の修理は承っておりません。
弊店の縫製不良による、縫い目のほつれにつきましては、責任を持ってご対応させて頂きますが、経年による汚れ、穴あきなどによる生地の張り替えや、駒替え、穴を塞ぐといった修理は承る事ができません。
生地の汚れに関しましては、日々のメンテナンス(陰干し・汚れ落とし)、数本の傘を使い回す事で軽減する事が可能です。
傘を使い回すという言葉が新鮮な方もいらっしゃるかもしれません。
例えば靴は数足を履きまわしますよね、傘も同じように何本があると休ませることができるので、劣化などが軽減出来るものです。
用途やシーンに合わせて使い分けられますし、長く使って頂ける秘訣ですね。
Answer
多くの場合、張替えをしたいというお客様の傘を拝見させて頂くと、骨に汚れやサビ、ひどい場合では曲がりといった骨の劣化が見られます。
例えばサビがある場合、新しい生地に張替えをさせて頂いたとしても、お客様のお手元に渡る前に生地に汚れが付着してしまいます。
また、生地を張り直す際に骨に負荷がかかる為に、傷んでいる箇所から折れてしまうという事も多々起こります。
一見、生地を外し、新しい生地を付けるだけのように見えるかもしれませんが、多岐に渡る既製品の骨に新たな生地で作成をする為には、新たに型を作成・調整する必要があり、修理にかかる時間が増えすぎる為に、他の修理にも支障をきたしてしまいます。
以前は張替えも出来るというご案内をさせて頂いておりましたが、修理の完成レベル、所要時間、それに付随する破損や汚れといった製品上のトラブルを考慮し、現在はすべてお断りをさせて頂いております。
※現在軽量SLシリーズとベリーニのみ生地の張り替えを行っています。