2012.08.18

私の傘作り(前編)

こんにちは!
店長のMです。

今日は傘好きの私が、自分の傘を自分の手で作ってみたいと思い、京都の職人さんのところに行った時のお話を書いてみようと思います。

作りたかったのはお店にあるメンズのBRIGGの傘のように、ヨーロピアンタイプに張った白い傘。

早速、職人さんに相談すると、「ヨーロピアンは裁断が難しいよ」とのこと。
ヨーロピアンはカーブを通常よりも多くつけなくてはならず、初めて裁断する私にはかなり難しいみたいです。
練習をする時間もないので、今回ヨーロピアンは諦めて、私でも出来ると言われたスタンダードにすることにしました。

それでも裁断は簡単ではありません。
包丁を裁断型に添わせてカットしていくのですが、力を入れすぎると、きれいに型に添わず、力が足りないと生地がカットされず・・・
職人さんに手伝ってもらって、何とか裁断は終了。

次は中縫いです。
中縫いは三角形にカットした生地をつなぎ合わせていく工程です。
中縫い専用のミシンを使います。
これがまた難しいんです。
(初めての私には簡単な工程などありませんが・・・)
生地を送る角度を間違えると、傘のサイズが小さくなってしまって、骨に合わなくなってしまいます。
職人さんに後ろから見守って頂きながら、ゆっくりゆっくりとミシンを走らせます。

次は穴かがりです。
縫い合わさった先の部分をほつれないように、丸く縫いとめます。
最近はほとんど専用のミシンで行うようですが、職人さんは今でも手縫いで行っています。当店の傘もほとんどが手縫いで行われているんですよ!
というわけで私も手縫いでやってみました。

こうして出来上がったカバー(縫い合わせた生地をこう呼びます)を骨にドッキングするのですが、続きはまた明日のブログでご紹介します?

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