2016.07.11

修理に関するご注意① 生地の張り替え修理の終了について

日頃は弊店をご利用頂き、誠に有難うございます。
本日より、修理に関してご連絡事項及びご注意事項を掲載させて頂きます。

店頭では2014年より、こちらのブログでは2015年4月よりご案内をさせて頂いておりますが、長年お使い頂きました傘の張り替え修理に関しまして、改めてご連絡をさせて頂きます。

2003年のオープンより13年が経過し、経年による生地の汚れ、破れなどによる生地の張り替えをご希望され、お問い合わせ頂く方も多くいらっしゃいます。

2014年以前は、販売時に修理の説明の中で、張り替えも出来るとのご案内をさせて頂いているお客様もいらっしゃいますが、現在は張り替えの修理は承っておりません。

また、現在は張り替え修理を承っております『SL100』『SL60』『ベリーニライト』の3アイテムにつきましても、年内(2016年12月31日)をもって終了させて頂きます。

下記が大きな理由となります。

? お預かりした時点で、目視では確認出来ない部分の劣化や錆が非常に多く、張り替え時に破損の可能性が非常に高いこと。
⇒傘を作る際は骨に大きな負荷をかけながら綺麗に張り上げる為、その際の破損の可能性が高くなります。

? 修理上がり後の汚れなどのトラブルが非常に多いこと。
⇒ダボ部分やロクロ部分などの錆や汚れが、新しい生地に張り替えた後、畳んだ際に生地に付着してしまい、お渡し時にトラブルになる事があります。どんなに骨の錆や汚れを取っても、付着の可能性があります

? 多岐に渡る既製品の骨を使用する為、新たに型を作成・調整する必要があり、修理にかかる時間が増えすぎる為に、他の修理に支障をきたすこと。
⇒骨を傷つけないように生地を剥がす、一から型を作成する、張り具合を見る、張りを修正する・・・といった作業にかかる時間と労力が修理というレベルからはかけ離れ過ぎてしまっていること。

傘もお洋服と同じであり、ご使用頂きますと汚れが発生致します。
お洋服の洗濯やクリーニング同様、傘も汚れを落とすといったメンテナンスを行うと同時に、何本かの傘を使い分けることで、汚れの発生を軽減させる事が出来ます。

尚、経年による生地汚れのクリーニング、擦れなどによる穴あき部分を塞ぐといった修理に関しましても、当店では承っておりません。

以前にご案内をさせて頂きましたお客様には大変ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。

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