2012.03.30

オーダーメイド傘のポイント!③中棒の素材

連作でお届けしているオーダーメイドのポイント。今日は3つめのポイント。「中棒の素材」です。

ADのMです。こんにちは。

骨についてこんなに毎日語っていても、まだ語りつくせません。気をつけないと文章だらけの読みたくないブログになりそうなので、かなり自重しております…。
こうなってくるとオタクですね、たぶん。
しかし、ディレクターのKさんのほうがはるかにオタクだと思います。

気を取り直して。

中棒の素材は2種類で、「金棒」といわれる鉄やアルミを使用したものと「木棒」といわれる木を使用したものです。
骨の状態でくらべても、正直なところよくわからないので傘で比較してみます?

金棒のほうがしゅっとしたシャープで都会的なイメージ。
たとえばこちら。

MOUP satin


金棒の太さは直径8mm・10mmが多く、メンズだと12mmのものもあります。色も黒・シルバー・ゴールド・ブロンズなどなど、バリエーションも豊富。

木棒はクラシカルなイメージです。女性ものだと、少しマニッシュな雰囲気になります。
たとえばこちら。

ピカデリー ¥26,250-

木棒は男女ともにだいたい直径が12mm~14mmくらいでやや太めです。木の質感を生かしたものや、ニスを厚塗りして艶を出したものなどがあります。
ハンウェイで男性に人気なのはつやつやの樫中棒に水牛の石突をつけたもの。

木棒と金棒、通常の使用する上では強度の面で差はほとんどないので、純粋にお好みでお選びいただけます。
不思議なもので、同じ生地、同じ手元を使っても、中棒が金属と木では仕上がりの雰囲気がかなり違ってきます。傘の世界は(というより、骨の世界ですね…)なかなか奥深~いものです。

.